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防犯環境設計の基本的考え方

防犯環境設計とは?

防犯環境設計とは、建物や街路の物理的環境の設計(ハード的手法)により、犯罪を予防することで、「監視性の確保」「領域性の強化」「接近性の制御」「被害対象の強化」がありますが、これら4つの手法を組み合わせて実施することが大切です。

監視性の確保

敷地内の屋外各部及び建物内の視線を遮る物品を除去するなど、多くの視線を確保することにより犯罪を行おうとする者(犯罪企図者)が近づきにくい環境を確保します。

領域性の強化

防犯責任者及び従業員の従業員等の防犯意識や連帯意識を高め、事務所内外の警戒活動を強化し、犯罪の起きにくい領域を確保します。

接近性の制御

防犯カメラ、人感センサーなどの防犯設備を設置することにより、犯罪を起こそうとする者の接近を防げるようにします。

被害対象の強化

金庫の構造を防犯性能の高いものにしておく、建物のドアや窓の強度を上げることのほか、被害に遭いやすい高額商品には盗難防止タグを設置するなどの被害対象となるもの自体を強化して犯罪から守るようにします。